国内市場が成熟する中、海外から突然引き合いが来るケースが増えています。しかし、多くのメーカーが「どう対応すべきかわからず返信できない」「輸出の知識がなく不安」といった理由で商談を見送ってしまいます。実はその迷いこそが、貴重なビジネスチャンスを失う最大の原因です。本記事では、初めて輸出に挑戦するメーカーが“何から始めればよいか”を明確にし、最短で輸出体制を整えるための実践的なステップを解説します。

目次
1. 海外からの引き合いは“本気度の高いチャンス”である
海外顧客が日本企業に問い合わせをする背景には、「品質の高さ」「日本製への信頼感」「競合品との差別化」など明確な理由があります。つまり、海外市場では日本製品が選ばれる土台がすでに整っているということです。
にもかかわらず、「対応できない」という理由だけで返信をしないのは非常にもったいない行為です。輸出体制が未整備でも問題ありません。まずは問い合わせに対し、事実ベースで「現時点では検討中」である旨を返すだけでも、相手企業との関係は継続できます。
2. 初めに整えるべき“輸出対応の5つの基礎”
輸出と聞くと難しく感じるかもしれませんが、最初に確認すべきポイントは絞られています。
(1)社内の輸出窓口の明確化
誰が海外顧客の問い合わせを受け、どこまで対応するのかを決めておくだけで、社内の混乱が大幅に減ります。
(2)製品の輸出可否の確認
輸出規制、認証(CE、ULなど)、使用言語での表示義務が必要かを調べます。初期段階では“必要事項の洗い出し”だけで十分です。
(3)見積書と取引条件のテンプレート化
海外では貿易条件(Incoterms)や支払い条件が重要です。「EXW」「FOB」「CIF」など、基本的な条件を理解し、テンプレートを一つ作っておくと即時対応できます。
(4)物流・輸送手段の確保
適切なフォワーダー、国際宅配便、海上輸送などをあらかじめ比較しておくことで、スムーズに出荷できます。
(5)トラブル対応の想定
保証範囲、返品条件、アフターサービスなど、国内と異なる点を明確にしておくことが重要です。

3. 小さく始めて“外部パートナーを活用する”ことが成功の近道
多くの企業が「自社だけですべてを整えよう」として動けなくなります。しかし、実際には物流・貿易実務・海外営業をワンストップでサポートする外部パートナーを活用することで、スピーディかつ低コストで輸出をスタートできます。
特に、初めての輸出では「何が分からないか分からない」という状態になりがちです。そうした課題を専門家が整理し、必要な準備を段階的に伴走してくれるサービスを利用する企業は年々増えています。

4. SOLID GLOBAL が輸出初心者に選ばれる理由
SOLID GLOBAL は、海外顧客との初期対応から貿易実務、物流手配、海外販路開拓までワンストップで支援できる体制を持っています。
特に、メーカーがつまずきやすい以下のポイントを得意としています。
- 海外からの問い合わせへの初期返信支援
- 製品の輸出可否調査
- 輸出条件の設定・見積資料作成
- フォワーダー手配や出荷管理
- 海外販売戦略の設計
“輸出体制が整ってから動く”のではなく、整える段階から伴走できることが最大の強みです。
5. まずは無料相談で“何から始めるべきか”を明確に
海外からの問い合わせは、御社の製品が海外で評価された証拠です。
そのチャンスを逃さないためにも、まずは専門家と話すことで「自社は何を準備すべきか」を明確にすることが重要です。
SOLID GLOBAL では、初めて輸出に取り組むメーカー向けに、無料での事前相談を受け付けています。
